こんにちは。シンです。
今日は「自分の時間～1日24時間でどう生きるか～」の紹介をします。
以下本書の内容をできるだけわかりやすく5分で読める内容にまとめていきます。
毎朝目が覚めると財布の中にまっさらな24時間が入っている
毎朝、目を覚ました瞬間、私たちはまっさらな24時間という“通貨”を手にしています。
これは誰にでも平等に与えられる、もっとも貴重で、もっとも公平な資産です。
この「時間の財布」は特別で、どんなに使い切っても、次の日になればまた新しく満たされます。
けれど、それは貯金も繰越もできない不思議な財布でもあります。
今日という一日をどう使うかで、人生の質は大きく変わってしまうのです。
時間は誰にも平等。差がつくのは「使い方」
大富豪も学生も、会社員も主婦も、誰もが24時間。
時間だけは、この世で最も平等に与えられたリソースです。
つまり、「時間がない」と感じるときは、
“ない”のではなく、“どう使っているか”に問題があるのです。
「もっと時間があれば」は、ただの言い訳
「もっと時間があれば○○するのに…」という言葉を口にしたことはありませんか？
でも、それは本当に「時間」が足りないのでしょうか。
多くの場合、やるべきことに時間を割り当てていないだけなのです。
「あれがやりたい」は多くの人が感じている欲求です。しかし多くの会社員は9時～18時までの勤務時間を本当の意味での1日だとみなし、それ以外の時間を仕事のためのプロローグとエピローグだと感じている。そのような姿勢のせいで仕事以外の時間に対する関心を失わせてしまう。
そんな状態では本当にやりたいこと・必要なことに時間を使うことは不可能です。
充実した快適な1日を過ごせるように生活を著精する際に心得ておくべき最も重要なことは、そうすることがいかに至難のわざであるか、そのためにいかに多くの犠牲を払い倦まずたゆまず努力し続けなければならないかを、冷静に悟ることである
頭の中に「内なる1日」をつくる
私たちは誰でも1日24時間を与えられています。
そのうち、仕事に約8時間を使うとすると、残りの16時間は自由な時間として残ります。
この16時間の中に、自分だけの「内なる1日」をつくる意識を持ちましょう。
そこには、給与を稼ぐ義務も、他人の期待もありません。
すべての外的要因から解放された、あなた自身のためだけの時間です。
まずは「仕事以外の時間こそが本当の自分の時間である」という心構えを持つこと。
そうすれば、忙しさに流されていた日々の中にも、
意識的に使える貴重な時間が確かに存在していることに気づけるはずです。
週3回の夜時間を活用する
1日を終えた夜の時間。仕事で疲れて何となくスマホを触ったり、テレビを眺めたりしていませんか？
そんな夜に、週3回、90分だけ――自分のための時間を確保してみてください。
やりたいこと、学びたいこと、今の自分に必要だと感じること。
内容は何でもかまいません。ただし、この90分間は何があっても死守すると決めることが大切です。
友人に誘われようが、気分が乗らなかろうが、「人生で最も価値ある時間」として扱ってください。
残りの夜は自由に過ごしても構いません。
ですが、この週3回の“夜時間”を習慣にできれば、確実に人生は変わり始めます
1日の終わりに「自分を振り返る心の余裕」を持つ
忙しさに追われる毎日の中でも、1日を振り返る時間を持つことは、心を整え、前に進むための大切な習慣です。
今日やったこと、うまくいかなかった点、読んだ本の印象的な一節――
そうした出来事を静かに整理する時間が、自分の成長を支えてくれます。
この振り返りの時間は、もちろん特別な時間を確保してもいいですが、
通勤時間をうまく活用するのも効果的です。
移動中は誰にも話しかけられず、スマホを閉じれば、完全に自分だけの空間になります。
その静けさの中で、自分の1日を丁寧に見つめる――
そんな習慣が、少しずつ「人生を自分の手に取り戻す」力になっていきます。
最期に――「自分の時間」を活かすために忘れてはならないこと
本書を通じて、自分の時間を意識的に使うことの大切さを学んだあなたへ。
ぜひ気をつけてほしいことがいくつかあります。
まず、ユーモアを忘れた“物知り顔”にならないこと。
学んだことを人に誇示したり、知識を振りかざしたりしてはいけません。
この知恵はあくまで「自分の時間」をより良くするためのものであり、
他人の時間を奪ってまで披露するものではないのです。
また、計画の奴隷にならないことも大切です。
計画を立てて行動することは素晴らしいことですが、
それに縛られて本当に大切なものを見失っては本末転倒です。
時には柔軟に、心の声に従って修正することも必要です。
さらに、自分の心に牢獄をつくらないように。
あれもこれもと詰め込みすぎたスケジュールでは、かえって疲弊してしまいます。
次にやることばかりを追いかけて、今この瞬間を楽しめなくなってしまったら意味がありません。
そんなときは、立ち止まり、計画を練り直し、心に余裕のある毎日を取り戻してください。
この本が、あなたにとって「時間」と「人生」の見方を少しでも変えるきっかけとなり、
一人でも多くの方が、自分らしく、幸せな人生を歩んでいけることを願っています。
