神・時間術

読書

こんにちは。シンです。
今日は「神・時間術」の紹介をします。
以下本書の内容をできるだけわかりやすく5分で読める内容にまとめていきます。

物理法則を無視した「神・時間術」の秘密を知りたくありませんか?

「時間が足りない…」
「もっと自由な時間があれば…」
そう思ったことはありませんか?

本書『神・時間術』の著者・樺沢紫苑さんは、なんと毎日「メルマガ・YouTube・Facebook・ブログ」を更新し、月に20冊以上の本を読み書評を書き月2〜3回の講演やセミナーを行いながら、月6回の病院診療もこなすという、まさに“超人”のようなスケジュールを7年以上も継続しています。

それでいて、ちゃんと遊びの時間も確保しているというから驚きです。

そんな「神がかった時間の使い方」を可能にするノウハウが詰まったのが、本書『神・時間術』。

今回は、普通の人の4倍以上の仕事をこなしながら、2倍以上の自由時間を手に入れる
さっそく、そのエッセンスをかみ砕いて紹介していきます。

脳の機能を最大に生かす集中力の高め方

1.雑念排除法
集中できないのは、あなたの意志が弱いからではありません。
本当に集中を阻んでいるのは、日常にあふれる雑念です。
樺沢さんは、集中力を奪う雑念を以下の4つに分類しそれぞれ対策を教えてくれています。

雑念対策
物による雑念・物ごとに置く場所を決めて机の上を整理する
・ファイルを10秒以内で開けるようPC内を整理
思考の雑念・気になることはメモに書き出して頭の外に出す
人による雑念・行きつけのカフェなど集中空間で作業
・集中している仕事中は可能なら会議室に籠る
通信の雑念・ラインなどの返信は休憩中のみに対応
・基本通知はオフにしておく

2.制限時間仕事術
人は追い込まれると、脳内でノルアドレナリンが分泌されます。
この物質は、集中力・学習能力・思考の鋭さを高めてくれる“脳のブースター”のような存在。

夏休み最終日に一気に宿題を終わらせたあの集中力こそ、ノルアドレナリンの力です。

この仕組みを意図的に活用するのが、制限時間仕事術
“いつまでもダラダラ”を防ぎ、短時間で成果を出す、強力な時間術です。

■ストップウォッチ仕事術
制限時間がないと、人は際限なく作業を伸ばしてしまうもの。
そこで登場するのがこの方法。

✅ 実践法
・まず、終了時間を決める(例:この作業は30分で終わらせる)
・次に、ストップウォッチで時間を測る
・カウントダウンで「時間が迫っている」ことを可視化し、ゲーム感覚で集中モードに入れる

時間の“枠”があるからこそ、人は本気になる。
このシンプルな習慣だけで、仕事のスピードが劇的に変わります。

ケツカッチン仕事術
「ギリギリで焦るけど、結局間に合わない…」そんな人に効くのがこの方法。

✅実践法
・タスクの締め切り直後に“絶対に動かせない予定”を入れる
例:打ち合わせ、外出、家族との予定など
「遅れたら予定に支障が出る」という強制的なプレッシャーをかけることで、ノルアドレナリンを引き出し、締め切り厳守を可能にする

朝の時間を最大に生かす脳のゴールデンタイム術

1日の中で、最も集中力が高まる時間帯があるのをご存じですか?

それは、朝6時〜7時。
脳が休息から回復し、リフレッシュされた状態で迎えるこの時間帯は、
まさに「脳のゴールデンタイム」です。

この時間帯をどう使うかで、1日の生産性が大きく変わります。

■朝こそ、集中仕事をする時間帯
ゴールデンタイムに集中力を要するタスクをこなすことで、
短時間で最大のパフォーマンスを発揮できます。

✅ポイント
午前中(特に朝)は「思考・創造系」の仕事を優先する
ルーティン作業や事務処理、メールチェックなどの「非集中作業」は午後以降に回す
朝の30分は、夜の2時間分の価値があると心得る

■朝のNG習慣:テレビは“集中力泥棒”
朝にニュースやワイドショーをなんとなく見る。
この習慣、実はゴールデンタイムの台無しパターンです。

✅理由
テレビは大量の情報をランダムに脳へ投げ込む「情報の嵐」
整理されていた脳内が一気に混乱し、せっかくの集中状態が崩れる
もし朝にインプットしたいなら、本を読む、日記を書くなど、静かな情報に絞るのが理想。

夜の時間の最大に生かす運動・睡眠リセット術

1日が終わったからといって、パフォーマンスも終わるわけではありません。
むしろ夜には、脳と体を“再起動”させる第二のゴールデンタイムが待っています。

鍵を握るのは、「運動」と「睡眠」。

この2つをうまく活用すれば、1日をまるで2回使っているかのような働きが可能になります。

■有酸素運動で“もうひと仕事”できる脳に切り替える
30分〜1時間程度の軽い有酸素運動(ウォーキング、軽いジョギングなど)を行うと、
脳がリフレッシュされ、朝と同じレベルの集中力が蘇るのです。

✅効果
運動後は頭が冴え、判断力・集中力・思考力が回復
脳の疲労がリセットされ、「第二ラウンド」に突入できる

ただし注意点も。運動のやりすぎ(2時間以上)は逆効果。
疲労が蓄積し、むしろ集中力を下げてしまうので、ほどよくが原則です。

■運動が時間を“生み出す”理由
運動に「時間がもったいない」と感じる人も多いかもしれません。
しかし実際には、運動こそが「時間の投資」です。

・脳がクリアになり、仕事効率が劇的にアップ
・だらだら長時間仕事をするより、短時間集中で成果が出る
・睡眠の質も高まり、翌朝のパフォーマンスも100%に戻る

つまり、運動に30分かけたことで、仕事にかかる時間が1〜2時間短縮されることもあるのです。
これは単なる健康法ではなく、戦略的な時間術。

「運動は余裕のある人がやるもの」ではありません。
むしろ、「時間がない人こそ、運動で時間を作るべき」なのです。

仕事の時間を最大に生かす時間創出仕事術

集中力や脳のパフォーマンスを高める土台が整ったら、
次は仕事そのものの進め方を見直して、時間を“創出”していきます。

ここでは、日々の仕事で今すぐ使える3つの実践術を紹介します。

フォーユー仕事術
自分の都合ではなく、相手の時間を意識して動く。
それが結果的に、仕事のスピードも信頼もアップさせます。

■ASAP仕事術
「すぐに」「できるだけ早く」を意味する“ASAP”。
この考え方を、“人を待たせている仕事”に最優先で適用します。
→ 相手の時間を無駄にせず、レスポンスの速さが信頼を生む。

■ 30分前行動
予定の30分前に到着して、自分のタスクをこなす。
この30分が「ケツカッチン効果」で集中タイムに。
→ 予定の前に頭がスッキリ整い、相手への誠意も伝わる。

■時間厳守
打ち合わせや集合時間は、ピッタリに始めて、ピッタリに終える。
他人の時間を尊重することで、結果的に自分の時間も守られる。

フォーユー仕事術の本質は、「相手の時間を大切にすることで、自分の時間も生まれる」という好循環。信頼される人は、結果的に時間で得をするのです。

今でしょ仕事術
「締め切りに間に合わせる」より大切なのは、「やるタイミングを決める」こと。

■「いつまで」ではなく「いつやるか」
「締め切り○日」と決めても、人は直前まで動きません。
だからこそ、“やる日時”を明確に決めて実行することが大事。
→ タスクが曖昧なまま溜まらず、先送りが激減。

■ 今アポ仕事術
「また今度」はほぼ実現しない。
その場でスケジュールを確認し、即アポを入れる。
→ 相手の本気度も見え、チャンスを逃さない。

平行仕事術
マルチタスクは効率を下げますが、「干渉しない2つの作業」の組み合わせは別。
意識的に、平行できる活動を選ぶことで、時間はどんどん生まれます。

✅平行仕事の例
通勤中+読書・音声学習
運動しながら+YouTube・Voicyなど耳学
お風呂+アイデア出しや軽いタスク整理
→ 「ながら」ではなく「並行」。脳の負荷を分け合う組み合わせがカギ。

生まれた“自由時間”を、あなたの人生の武器に

本書『神・時間術』を通じてお伝えしてきたのは、
ただ「効率よく働く」ためのノウハウではありません。

真の目的は、あなた自身の人生を豊かにする“時間の再設計”です。

時間を生み出せるようになったら、
その貴重な時間を、あなたの「強み」や「可能性」を育てることに使ってほしい。

・スキルを磨く
・新しいことに挑戦する
・本気で遊ぶ

何に使うかは自由です。
でも、遊びに100%になれる人は、仕事でも100%を発揮できるのです。

自分が楽しいと思えることに没頭できる時間。
それは、何よりも価値のある「人生の財産」です。

本書で得た時間術を通じて、
仕事も遊びも全力で楽しめる人が、一人でも多く増えることを願っています。

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